この記事は、2014/4/28の「30cm水槽の連結」の前に書いた記事です。この記事のきっかけは、「このコメント」を頂いたことです。書いた後プレビュー版のスクリーンショットを一部の人にはお見せしたのですが、記事自体の公開はペンディングしていました。とある事をきっかけで、公開いたします。(2014/06/13)
水槽連結しています。理由は、
- 連結してみたかった。(たぶん動機の120%くらい)
- ハタゴイソギンチャクに共生したカクレクマノミペアが他の魚いじめるので隔離水槽
- 水量が増えると、いろいろ安定するはず
- (ペンディングになってるけど)リフジウム水槽に興味があった
アクア歴
ちなみに、自分の経歴は、10年ほど前に、金魚、グッピーを3~4年ほど飼育する。その時は上部フィルターでした。その時は淡水だったので、それ程考えておらず、アンモニア、亜硝酸に気を付けて換水主義でいました。なお、その時にサイフォンなどは調べました。
しばらく休眠期間(といっても、放置金魚水槽はありましたが)を経て
2013年の夏前からカクレクマノミ+イソギンチャクっていう物に憧れ、いいショップの店長さんに出会い、妻に背中を押されて9月から海水魚水槽始めました。最初はオーバーフローじゃないと水量がなくて大変そうというイメージしかありませんでした。しかし、ショップで海水魚セットとか見てて、少し意識が変わったのは確かです。
そこから、さらに調べています。
でも、そこそこの知識しかありませんので、参考程度にどうぞ。
水槽連結について
メリット
- 水量が増える
- 生体の隔離ができる
- 複数のレイアウトができる
- 一部の機材がまとめられる
他にもいろいろあると思いますが。
デメリット
- 一つの水槽で水質の問題が発生すると伝搬する
- 水量が増えると水換えとかの物量が増える
- 水漏れなどのリスクが増える
- 水槽の置場に制限がある
- てんで離れた場所に水槽を置くと配管が問題に
- 既存の経験(自分、メーカ両方の経験)がずれる
- 水槽容量は水の量の合算ですが、同じ水量に比べて表面積が増えてるので、熱効率が悪かったりします。ちょっと余裕見たほうがいいかもしれません。
- 例えば、冬の時期、水量に合わせたヒーターなのに温まらない
- 夏の時期、クーラーの効率が悪い
などと、いいことだけではありません。
連結するときに考えたこと
前提として、「既に水槽がある」「基本的に既存水槽をいじらない」「既存水槽は最低でも外部フィルター」としておきます。外掛けフィルターや上部フィルターは考えていません。考えてもいいのですが、幅が広がるので。
あと、オーバーフロー水槽の方は、ある意味基本部分ができているので、気にしないかもしれません。
また、まだ水槽がない方で連結を考えているのでしたら、もっといろいろ考えられます。
で、自分で考えたことです。
- 水槽の配置位置
- 上下
- 左右
- 前後(笑)冗談です。いや、ちょっと考えたけど。
- 水の循環方法
- 一直線方式
- 別循環方式
- 水の移動方法
- オーバーフロー方式
- サイドフロー方式
- サイフォン方式
で、実はこの3つが絶妙に絡んできます。楽しようと思えば思うほど絡みます。
いや、手間やお金かければ、どれでもいいんでしょうけど。
連結時に考えちゃ危険なこと
- 二つの水槽を同じ種類のポンプ2つで行き来させる
- 危険です。そんな都合よく回り続けれません。
- 停電すると変なことになりかねません。
- もしするなら、水量を見てポンプを制御する仕掛けをしっかりと。
ほかにもたくさんあると思うけど、こんなのは危険ということで。
水槽の配置位置
水槽の配置位置の決定は、最初かもしれませんし、最後かもしれません。
つまり、置ける場所に影響があるからです。
たとえば今は全くないけど、どのように場所を作るかにも関わってきます。
今ある水槽は、おける場所は右側にしかおけませんでした。メイン水槽の上や下はあり得ませんでしたし、前後もあり得なかったので、横にしかなりえませんでした。
まず、上下です。
こんな感じで上下に置くこととなると思います。この配置はかなり大変かも知れません。というか、うちでも上部や下部に置く場所を確保はできましたが、事実上配置できませんでした。
次にあるのが、左右だと思います。
たぶん、既存を水槽Bとして、水槽Aを新規とするのが楽そうです。水槽Aが既存で、水槽Bを新規とすると、水の移動方法でかなり選択肢が減ります。
前後という方法もあるとおもいます。
水槽内にどんな生物、どんなレイアウトがあるかはわかりませんが。
こちらも、水槽Bが既存、水槽Aが新規のほうがいろいろとバリエーションが増えます。
あと、合わせ技的なのが
上下と左右の合わせ技です。あるいは、前後の合わせ技として
こんなのがあると思います。とにかく、水槽Bを既存、水槽Aを新規とするほうが、比較的楽です。
なぜ楽かというと、この後の水の移動方法にあります。
ちょっと寄り道をして、水の循環についてみてみます。
水の循環
水の循環に2つを考えてみます。
まず、既存の水槽とその濾過が以下のようだったとします。
これに水槽Aを追加する場合で見ます。
一直線の場合は以下のようになります。
単純にみると、水槽Bへ戻ってた水を新しい水槽Aへ渡すようになります。
水槽Aから水槽Bへの水の移動方法はこの後です。
別循環方式は、こんな感じです。(うちは、これです)
既存の循環はそのままで、別ポンプで水槽Bから水槽Aへ水をあげます。
もちろん、水槽Aから水槽Bへの水の移動方法はこの後です。
一直線方式は
- 水槽A、水槽Bと水が移動しますので、全体的な流れになる
- しかし、水量調整が全体的になります
- 水槽Bのみ回して、水槽Aの水量を止めたいとかができない
- 水槽Bの水流を確保する場合、別途パワーヘッドなどが必要
(今までは、外部フィルターのシャワーパイプでOKだった)
- 水流を別にできる。水槽Aだけを止めるができます。
- しかし、全体的な循環になりにくくなります。
水の移動方法
これは、高いところから低いところへ水が流れることを利用して水を移動させています。
方法はいろいろありますが、多くの場合高い位置にある水槽への加工が必要となります。
そのため、高い位置の水槽(上記でいうと、水槽A)を新規としています。
すでに配置されている水槽に加工をすることは、一旦リセットする以上の覚悟が必要です。
オーバーフロー方式
この方法は、水槽への加工が必要です。
これは、水槽の底面に穴をあけ、パイプを通します。このパイプの高さを超えたら、
水があふれて、水が落ちます。水槽Aの水面はこのパイプの高さとほぼ同じになります。
この場合、水槽Aの底が水槽Bより基本的に上にあること望みます。実際にはそんなことはありませんが、イメージそうなるのが分かるとおもいます。
サイドフロー方式
サイドフローは、水槽側面から水が落ちます。
こちらも、水槽Aへの加工が必要です。ちなみに、うちはコレです。
サイフォン式
サイフォンの場合には、Uの逆字になったパイプを用います。この場合には、水槽への加工は基本的に必要なくなります。ですので、水槽Aを既存の水槽とすることができます。
このパイプに水が入っていたら、重力や大気圧を使い水槽Aから水槽Bへの落下となります。
どのタイプも、パイプが詰まると、水槽Aの水が水槽Bへ流れ落ちず、水槽Aがあふれます。
また、水槽Bの水位が下がり続けます。
サイフォンの場合には、さらに、U字部分に空気が入るとサイフォン機能が停止します。
(これを回避するための仕掛けもたくさん考えられていますが)
ちゃんとした仕掛けのサイフォン方式だと水槽連結は優しいですが、どうしても水槽Aと水槽Bの高さが必要となります。
逆に、サイドフローは側面への加工で水槽Aのと水槽Bの水槽の高さを最小限に抑えることも可能です。
最後に
既存品の購入であれば、いろいろありますので。
もし自作をお考えの方がいれば、コメントを。
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