2014年4月10日木曜日

備忘録:自作擬岩とか人工海水とか

スターポリプって

ショップにも砂地にスターポリプおかれてたので、自宅の水槽でも砂地においてる。
見栄えが良くて、水流が一番よくあたりそうな場所がそこだから。

ふと考えたんだけど、イソギンチャクみたいに活着しないと調子崩すのかな?教えて偉い人!

スーパー水

スーパー(超)すごい水じゃなくて、スーパーでもらえる水。
無調整、無添加って書いてあるので、たぶん RO/DI水っぽいものだと思う。

水たしの時に使ったりとかしたんだけど、ふと気になったこと。

今使ってる人工海水、ライブシーソルトなんだけど...
高品質な国産の人工海水ライブシーソルト 200L用

これって、水道水に直接溶かせるってことは、カルキぬきってはいってるんだよね。
いわゆる、ハイポとかそんなの。

たぶん塩素と反応して、塩とか塩酸とか硫酸とかなんかそんなのになって、さらに海水の元の微量元素とまざって「まさに人工海水!」ってなるんだよね?

RO水とか、いわゆる純水に近くなると、それがないわけで…

目的の「まさに人工海水!」ってなるのかな?「なんちゃって人工海水」ってなるんじゃないの?
ってことで調べてみたら。

ライブシーソルトのページから
   http://www.delphis.co.jp/mame/mame_b02.html
にリンクがあり、「RO水」で作ると「カルシウムなどのミネラル分が足りない」とのこと(笑)
対策も書いてありました。
R/O水は一時硬度成分が含まれていない水なので、そのpH値は空気に触れると安定しません。
そこで予め一時硬度成分を加えることによって水自体のpHを安定させることができます。
この方法は2つあります。とても簡単です。
①R/O水をカルシウムメディア(サンゴ砂、骨サンゴでもOK)を入れたフィルターの中に通す。
②R/O水を使用量分貯めてエアレーションをする。(pHがどんどん下がります。pH5.6位まで)
 それから、サンゴ砂か又は骨サンゴをネットに入れて沈める。(pHがすぐに上がってきます。)
 pHが7.0以上になれば、安定してくるのでそれでOK。

ってことで、めんどいので水道水から作りましょう。

スーパーの水は足し水に使うことにします。
あれ?もしかして、水道水のほうがミネラル補充になる?笑

擬岩(人工ライブロックの原型)の作成

そんなこと考えた、理由。サンゴの土台や、塩ビを隠すための岩っぽいものが適当なのがほしい。
本物のライブロックは貴重資源だし、養殖もしかり。なので、適当な擬岩がほしい。

材料

まず、人工ライブロックの材料については、セメントというか、モルタルが妥当そう。
淡水の池などでも、セメントっていうかモルタルで作ってるので、OK。
ただ、アクヌキをして PHを下げないと、水中で PH13 とかになる。<重要>

セメントについては、小さいものは、ホームセンターとかにあるコレ。
バケツやちょっとした容器に入れて適当に水入れて 10分ほどである程度固まる。
あとは、60分でOKとあるのでかなり早く乾くと思う。まぁ 1日置いておくほうがいいかも。

家の石段直したときの余りがあるので、これで良し。

多孔質化

色々な方法があるが…
  • 珊瑚やちょっとした土台なら多孔質化しない(笑)気にしないのが一番。
  • 多孔質の物質を混ぜる(軽石とか、サンゴ砂、カキの殻)
  • 水に溶ける物質を混ぜる(粗塩とか)
  • セメントのアルカリ成分に解けるものを混ぜる
ちょっとした土台なら、多孔質化しないのが楽です。
海外のサイトを見ていると
そのほかにも、砂と塩とかいろいろあるみたいです。

ちなみに、粗塩とセメント混ぜたら、確かに多孔質化はするけど、硬化がすごく時間がかかった。

最後の、アルカリに解けるものを混ぜるは、アルミの粉をまぜるという方法があるらしい。
これは、すでに「ライブロック用構造体及び多孔質セメント硬化体」とかとして公開されている。
(特許って、条件のもと発明(アイデア)を公開するとともに、発明者に対して独占的な権利を認めるもの)ので、これ使って商売とかは、だめですね。
確かに鉄はアルカリ成分では腐食しないけど、アルミは腐食するもんね。自分で試すならこれもいいけど、アルミとか残ってて水槽に入るとやばそうだね。

CPファームさん、たくさんの特許を公開してくれていますね。勉強になります。

アクヌキ、中性化

さて、セメントは通常では、強いアルカリ性を示す。PH13とかそんな感じ。またセメント、コンクリートは建造物としては弱いので、その中に鉄筋を入れ補強する(鉄筋じゃなくて竹を使った時期もあったとか)鉄筋はセメントのアルカリ状態では、腐食しないのでOKだとか。でも、そのアルカリ状態が経年変化で中性化されていき、鉄筋にまでそれが達すると、鉄筋が腐食して弱くなる。(建築界などではこれを嫌がる)

逆にテトラポットとかは、しばらく野ざらしにして、表面を中性化して環境にアルカリが影響しないようにする。

この中性化は x = A √T 則とかいわれ、 x が 中性化の深さ、 A が定数パラメータ、T が経過時間を表すらしい。で、よくあるのが x = 20 mm で T が 25。年ですよ。

で、この中性化する理由が、空気中の CO2 と反応するから。

コンクリートやセメントの池などでは、中性化(アクヌキ)をするために、専用の薬品使ったりするけど、手に乗る程度のロック(擬岩)のためにそれは行き過ぎ。してもいいけど。

で、アルカリが出てるから、反対の酸で処理しようってのもなんか違うような気がする。

工業製品として鉄筋コンクリートがあるんだったら、当然中性化の科学的検証とかされるし、どんな条件を避けるべきか、またその加速試験とかあるよな?って思って調べると、中性化が加速する条件とか、あるいは加速試験とかが JIS とかでも定義されてた。

単純に言うと、高濃度のco2環境で、どんだけ進行するかで検証してる。高濃度ってどれくらいっていうと 5% とか。 普通の屋外が0.03% , 室内が 0.07% とかに対して 5%とかいうと、100倍程度(二桁)違うと。

で、その違いについても、当然研究されてて x = A(c) √(cT) と 先ほどの A に CO2濃度のパラメータ(c)とルート内のTにco2 濃度が(c)掛け算して関係してくる。

もし、単純に CO2 濃度が 50% になると 0.03%の 1666倍。ルートの中に入っても 40倍。1年の進行を2週間程度で実施することになる。もし 100% になると、 3333倍。ルートの中でも 57倍で 1週間ほど。

テトラポットのアクヌキに1年とか言われてて、擬岩も1年あれば十分って言われるが、これだと 1週間でよくなる。自然環境の加速なので、変な薬品使わなくて安心だね。

アクアリストの擬岩作り

インスタントセメントで擬岩を作り、高濃度CO2環境でアクヌキ。

じゃ、どうやって 100% にちかい雰囲気にするかと… アクアリストならわかると思う。
緑ボンベ?いや、発酵式CO2 方式。
大小2つのタッパーを用意して、大に作った擬岩と小のタッパーを。小のタッパーには砂糖と水と数グラムのイースト菌。
あとは、大のラッパーを閉じて小さな穴をあけておくって感じで。あとは適当な温度で保温。
これで 100% とは言わないけど、高濃度雰囲気いなるはず。

なんか面白そうなので、作ってみることにする。


アクアリストのDIYって

ふと、アクアリストのDIYって、濾過のこと調べてたら、下水処理にいったり、微生物学にいったり。
擬岩について調べてたら、建築界の情報調べたり…

面白いです(笑)


そうそう、下水処理っていうと、浄化槽用のバクテリア。

こんなバクテリアを見つけました。さすがに、挑戦する勇気ありません(笑)。
浄化槽って、水槽なんかよりかなり高濃度の栄養塩(っていうな、ウ○コとか)とかあるから、ものすごい効果ありそう。曝気もたくさん必要かもしれんけど。

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