今回は砂の投入までを行っていきたいと思います。
天然海水の投入
天然海水を入れていきます。まず、自宅にあるストック分です。60リットルほどあります。あまりよろしくないのかもしれませんが、10日ほど経過してしまっています。
匂いは普通だし、白濁とかないし大丈夫じゃないか?ってことで、投入です。
その時の天然海水の採取のお話は、
にあります。
このポリタンクのうち3つ分です。(残りは海水水槽に使いました)
天然海水の注水
天然海水を注水しますが、さすがに大変です。このポリタンク 20Lあります。1.025 x 20L で 20.5Kg もあります(タンクの重さ含まず)
これを、肩の高さまで上げるのは苦痛です。なので、ポンプを使います。
ポンプは、
で紹介した、コレです。
これに 内径 15mm のホースを使い、水槽へ注水です。
ホースを水槽に突っ込んで、ポンプをタンクに突っ込みます。
もちろん、水槽の方が高いのでゆっくりしか注水されません。
また、ポンプを止めると逆流します。
真似するときは、この点ご注意ください。ポンプを止める前に水槽につかっているホースは抜いてください。
ライブロックスタンド
そうそう、ライブロックスタンド、これも含まれていました。色んな写真にでていました。こんなやつです。ライブロックと底砂の間を浮かせて、底上げするやつです。
何故底上げするかというと、止水域を作らず、またライブロックに水流が当たるようにです。
ライブロックが大きく砂に面すると、水流が当たらなくなります。
ライブロックに水流が当たらない
ライブロックの生物が死んだり、あるいは、水質浄化に必要な水流がなくなったりという問題以外に、もうひとつ、砂にも水流が当たりません
砂に水流が当たらないと、酸素供給が少なくなります。
砂の表面や底にはバクテリアがいます。
バクテリアは
アンモニア(NH3) と 酸素(O2) で 亜硝酸(NO2)
や
亜硝酸(NO2) と 酸素(O2) で 硝酸(NO3)
という事をしてくれます。
ここで、酸素(O2)が必要です。砂の表面にちゃんと酸素が溶けた水が流れていれば、上記の反応が起っているハズです。
酸素がなけりゃ、濾過してくれない。
おれ、ちゃんと濾過槽もってるから、別に気にしない
っていう方もおられるかもしれませんが、
バクテリアには、酸素(O2)がない状態で、頑張る方もいます。
酸素がないっていってもあります。えっ!?
亜硝酸、硝酸は、バクテリアが
酸素を使って作ったものです
なので、酸素があります。正確には酸素と引っ付ている何かがあります。
とあるバクテリアは、
NO3 から 酸素をもらって、NO2 にしたり N2
にしたりする子もいます
でも、水流がないと、 NOx もすくなくなります。
つまり、NOx もないと……
とあるバクテリアはさらに頑張ります。
何処かに、酸素と引っ付いた子はいねぇが~
って感じになります。
そうすると、海中には別の 酸素と引っ付いた子がいます。
それは、
硫酸イオン(HSO4)
です。(硫酸イオンって書こうとすると、予測変換で、りゅうちゃんさんが出てくるのは内緒です)
硫酸イオンにも、酸素が引っ付いてるので、硝酸とかがなくなると、今度は硫酸イオンから酸素もらって、硫化水素(H2S)を発生させます。とりあえず単体で発生すると、怖いです。
(硫化水素が発生しても、すぐに鉄と化合したりとかすれば、毒性が低くはなるそうですが)
もし、ライブロックと砂の表面で、硫化水素が発生して、ひょんなことから、そのままプクプクと出てくると怖いです。砂の奥底だと、表面に出る前に硫化鉄とかになって、灰色だったり黒くなったりします。
えっと、何が言いたかったかというと、なんだっけ?
あー、ライブロックで底面の砂の水流が弱くなると、もしかすると危険になります。
ということで、砂とライブロックはできたら浮かせたほうが良いです。
えーっと…
そんなことを予防できる、ライブロックスタンドがあります。
ちなみに、小さいライブロックだったら、
猫除けのトゲトゲで代用できます。もちろん、使う前には洗ってくださいね。
こんな感じで海水水槽でつかってたりもします。
天然海水を注入する話が、ライブロックの話で埋まってしまいました(汗)
今度こそ、天然海水注水だよ
なんか、写真だけ貼っていこうかとかおもっちゃいますが、そこそこ真面目に(真面目には見えない文体ですが)文章を書いていきます。(ここまで書いて11枚用意した新規画像のうち3枚しか使っていなくて、さらに絵を描こうか悩んでしまいました)
とりあえず 10日ほど経過した、天然海水を投入します。
約60L分です。ここで、これから天然海水を汲む予定の方へ…
灯油タンクはやめましょう。水タンクで口が大きくないと、いろいろ大変です
サンプ槽までいくと 総容量、203L 必要な水槽に、高々 60L いれても足りません。
こんな感じです。ちなみに、なんか入っていますが、タンクのなかで養生しておいたサンゴ礫です。
バクテリアの元を目指しています。
天然海水追加採取
先日の記事で採取してきたことを記載しました。60L分投入した後、汲みに行きました。
タンクも
- 灯油タンク 20L を 1つ
- 水タンク 20L を 4つ
- 新規水タンク 20L を 2つ
の合計 140L です。
汲みに行く記事は
です。
汲んだ結果は、
こんな感じです。
ちなみに、上記の記事のストリートビューの写真
この場所も通ってきました。
たんに、子供たちが磯遊びしたいということで、車走らせてたら、たまたま駐車場があり、しかも降りれそうでした。後で調べると、同じ場所だったと。(ここが今回の天然海水の採取ポイントじゃないですよ)
はい。こんな感じでした。奥は海水浴場でした。
個人的には、採取してみたい気もありますが、他の場所に比べると若干魅力に欠けます。
ちなみに、潮の流れ、淡水流入の有無、駐車場の有無、海岸へまでのアクセスのし易さ、海水入手のしやすさからすると、次第点だとおもいます。ちょっと、南すぎるので気になるポイントはあるのですが。
追加海水注入
子供に手伝ってもらって海水注水していきます。
なんとか、子供一人で注水できるみたいです。
もちろん、側にいて別の作業をします。
とりあえず、やりながら色々説明です。
ポンプ止めるときに、ホース抜かないとダメだよ。
とか言っていると
全部入らないけどいいの?
って感じになり、
のこりはこうやってドバ~って
ってタンク持ち上げて直接投入
すかさず指摘が
さいしょから、そうやって入れれば……
勘弁してください…。20Lを何度も持ち上げれませんw
子供が注水している間に、先日の砂を投入していきます。
砂は、淡水が含まれているので、比重が下がります。なので、ある程度海水が入ってから投入しました。
そんなことをしていくと、サンプ槽お多すぎるくらい注水できました。
砂もはいりました。前面にしか引いてないのでちょっと厚いです。レイアウトを考え、砂をもう少し伸ばしていこうかと思います。
ちなみに、比重は 1.022 くらいになりました。
天然海水が比重 1.025 だったので、かなり低くなりました。元の淡水が残ってたりする影響でしょう。
なので、
この計量カップ3杯分、人工海水を投入しておきました。
このカップについては
を見てください。
次回予告(?)
スキマーの運転をお送りします!
はしさんこんばんわ(^-^)/
返信削除久しぶりです!
天然海水で立ち上げてるんですね〜
良いですね!
どんな水槽になるか楽しみにですね!
りゅうちゃんさん、コメントありがとうございます。
削除お久しぶりです。お魚さん、りゅうちゃんさん共々元気ですか?
立ち上げにはナチュラルパワー全開です。立ち上げとか生物層とか色んな理由です。
あともう一つが、人工海水の元200L用一袋使っても 1.023~1.025くらいにならないからです。(^^;ずーっと天然海水ってわけにもいかないのですが、可能だったら天然海水いれてあげたいなと。
水槽のレイアウトとか、魚とかまだはっきりは決まってませんが、サンゴメインで魚がちょっとって感じを目指しています。
個人的に
・キイロハギ
・ハタタテハゼ
とかは興味のある魚だったりします。
妻は、ハコフグ(?)とかを言ってたような気がするけど…。
飼育できる出来ない、色々な制約あるので、少しづつ考えていきます。
楽しみにしててください!