2014年8月16日土曜日

新水槽設置について パート11 / 海水投入と砂の投入

さて、前回砂を洗いました。また水流ポンプを綺麗にしました。

今回は砂の投入までを行っていきたいと思います。

天然海水の投入

天然海水を入れていきます。まず、自宅にあるストック分です。60リットルほどあります。
あまりよろしくないのかもしれませんが、10日ほど経過してしまっています。

匂いは普通だし、白濁とかないし大丈夫じゃないか?ってことで、投入です。

その時の天然海水の採取のお話は、


にあります。



このポリタンクのうち3つ分です。(残りは海水水槽に使いました)


天然海水の注水

天然海水を注水しますが、さすがに大変です。このポリタンク 20Lあります。

1.025 x 20L で 20.5Kg もあります(タンクの重さ含まず)

これを、肩の高さまで上げるのは苦痛です。なので、ポンプを使います。

ポンプは、


で紹介した、コレです。


これに 内径 15mm のホースを使い、水槽へ注水です。


ホースを水槽に突っ込んで、ポンプをタンクに突っ込みます。


もちろん、水槽の方が高いのでゆっくりしか注水されません。
また、ポンプを止めると逆流します。

真似するときは、この点ご注意ください。ポンプを止める前に水槽につかっているホースは抜いてください。

ライブロックスタンド

そうそう、ライブロックスタンド、これも含まれていました。色んな写真にでていました。


こんなやつです。ライブロックと底砂の間を浮かせて、底上げするやつです。

何故底上げするかというと、止水域を作らず、またライブロックに水流が当たるようにです。

ライブロックが大きく砂に面すると、水流が当たらなくなります

ライブロックに水流が当たらない

ライブロックの生物が死んだり、あるいは、水質浄化に必要な水流がなくなったりという問題以外に、もうひとつ、砂にも水流が当たりません

砂に水流が当たらないと、酸素供給が少なくなります。

砂の表面や底にはバクテリアがいます。

バクテリアは

アンモニア(NH3) と 酸素(O2) で 亜硝酸(NO2)



亜硝酸(NO2) と 酸素(O2) で 硝酸(NO3) 


という事をしてくれます。

ここで、酸素(O2)が必要です。砂の表面にちゃんと酸素が溶けた水が流れていれば、上記の反応が起っているハズです。


酸素がなけりゃ、濾過してくれない。

おれ、ちゃんと濾過槽もってるから、別に気にしない

っていう方もおられるかもしれませんが、

バクテリアには、酸素(O2)がない状態で、頑張る方もいます。

酸素がないっていってもあります。えっ!?


亜硝酸、硝酸は、バクテリアが
酸素を使って作ったものです

なので、酸素があります。正確には酸素と引っ付ている何かがあります。

とあるバクテリアは、

NO3 から 酸素をもらって、NO2 にしたり N2
 にしたりする子もいます

でも、水流がないと、 NOx もすくなくなります。

つまり、NOx もないと……

とあるバクテリアはさらに頑張ります。

何処かに、酸素と引っ付いた子はいねぇが~

って感じになります。

そうすると、海中には別の 酸素と引っ付いた子がいます。


それは、

硫酸イオン(HSO4) 


です。(硫酸イオンって書こうとすると、予測変換で、りゅうちゃんさんが出てくるのは内緒です)

硫酸イオンにも、酸素が引っ付いてるので、硝酸とかがなくなると、今度は硫酸イオンから酸素もらって、硫化水素(H2S)を発生させます。とりあえず単体で発生すると、怖いです。

(硫化水素が発生しても、すぐに鉄と化合したりとかすれば、毒性が低くはなるそうですが)

もし、ライブロックと砂の表面で、硫化水素が発生して、ひょんなことから、そのままプクプクと出てくると怖いです。砂の奥底だと、表面に出る前に硫化鉄とかになって、灰色だったり黒くなったりします。

えっと、何が言いたかったかというと、なんだっけ?

あー、ライブロックで底面の砂の水流が弱くなると、もしかすると危険になります。

ということで、砂とライブロックはできたら浮かせたほうが良いです。

えーっと…

そんなことを予防できる、ライブロックスタンドがあります。



ちなみに、小さいライブロックだったら、


猫除けのトゲトゲで代用できます。もちろん、使う前には洗ってくださいね。


こんな感じで海水水槽でつかってたりもします。

天然海水を注入する話が、ライブロックの話で埋まってしまいました(汗)

今度こそ、天然海水注水だよ

なんか、写真だけ貼っていこうかとかおもっちゃいますが、そこそこ真面目に(真面目には見えない文体ですが)文章を書いていきます。(ここまで書いて11枚用意した新規画像のうち3枚しか使っていなくて、さらに絵を描こうか悩んでしまいました)

とりあえず 10日ほど経過した、天然海水を投入します。



約60L分です。ここで、これから天然海水を汲む予定の方へ…

灯油タンクはやめましょう。水タンクで口が大きくないと、いろいろ大変です


サンプ槽までいくと 総容量、203L 必要な水槽に、高々 60L いれても足りません。



こんな感じです。ちなみに、なんか入っていますが、タンクのなかで養生しておいたサンゴ礫です。
バクテリアの元を目指しています。

天然海水追加採取

先日の記事で採取してきたことを記載しました。60L分投入した後、汲みに行きました。

タンクも

  • 灯油タンク 20L  を 1つ
  • 水タンク  20L  を 4つ
  • 新規水タンク 20L を 2つ

の合計 140L です。

汲みに行く記事は



です。

汲んだ結果は、


こんな感じです。


ちなみに、上記の記事のストリートビューの写真




この場所も通ってきました。
たんに、子供たちが磯遊びしたいということで、車走らせてたら、たまたま駐車場があり、しかも降りれそうでした。後で調べると、同じ場所だったと。(ここが今回の天然海水の採取ポイントじゃないですよ)


はい。こんな感じでした。奥は海水浴場でした。

個人的には、採取してみたい気もありますが、他の場所に比べると若干魅力に欠けます。

ちなみに、潮の流れ、淡水流入の有無、駐車場の有無、海岸へまでのアクセスのし易さ、海水入手のしやすさからすると、次第点だとおもいます。ちょっと、南すぎるので気になるポイントはあるのですが。

追加海水注入

子供に手伝ってもらって海水注水していきます。
なんとか、子供一人で注水できるみたいです。

もちろん、側にいて別の作業をします。


とりあえず、やりながら色々説明です。

ポンプ止めるときに、ホース抜かないとダメだよ。

とか言っていると

全部入らないけどいいの?

って感じになり、

のこりはこうやってドバ~って

ってタンク持ち上げて直接投入

すかさず指摘が

さいしょから、そうやって入れれば……


勘弁してください…。20Lを何度も持ち上げれませんw


子供が注水している間に、先日の砂を投入していきます。

砂は、淡水が含まれているので、比重が下がります。なので、ある程度海水が入ってから投入しました。




そんなことをしていくと、サンプ槽お多すぎるくらい注水できました。



砂もはいりました。前面にしか引いてないのでちょっと厚いです。レイアウトを考え、砂をもう少し伸ばしていこうかと思います。

ちなみに、比重は 1.022 くらいになりました。

天然海水が比重 1.025 だったので、かなり低くなりました。元の淡水が残ってたりする影響でしょう。


なので、


この計量カップ3杯分、人工海水を投入しておきました。

このカップについては


を見てください。


次回予告(?)


スキマーの運転をお送りします!

2 件のコメント:

  1. はしさんこんばんわ(^-^)/

    久しぶりです!

    天然海水で立ち上げてるんですね〜

    良いですね!

    どんな水槽になるか楽しみにですね!

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    1. りゅうちゃんさん、コメントありがとうございます。
      お久しぶりです。お魚さん、りゅうちゃんさん共々元気ですか?

      立ち上げにはナチュラルパワー全開です。立ち上げとか生物層とか色んな理由です。
      あともう一つが、人工海水の元200L用一袋使っても 1.023~1.025くらいにならないからです。(^^;ずーっと天然海水ってわけにもいかないのですが、可能だったら天然海水いれてあげたいなと。

      水槽のレイアウトとか、魚とかまだはっきりは決まってませんが、サンゴメインで魚がちょっとって感じを目指しています。

      個人的に
      ・キイロハギ
      ・ハタタテハゼ
      とかは興味のある魚だったりします。
      妻は、ハコフグ(?)とかを言ってたような気がするけど…。

      飼育できる出来ない、色々な制約あるので、少しづつ考えていきます。

      楽しみにしててください!

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