比重計のクエン酸処理
クエン酸がなくなってて、百円ショップで買ったので、思わず比重計のクエン酸処理をしました。
過去のは……
ブログの記事によると、5月2日みたいです。次回は…年末くらいでもいいかもしれませんね。
同じような方法ですが、大さじ5はいほど 500ml~1Lくらいのお湯で、40分ほど。温度は30度くらいのぬるま湯でした。
ちなみに、クエン酸の水の比重は、1.018くらい(笑)です。つけた時に、比重をはかりました。
クエン酸処理前と後の変化は 1.023 → 1.02325 くらいです。えっと 1/4目盛りくらい変化ありました。前回は 1/2目盛り でしたので、意外と変化があります。
ちなみに、比重計は、これです。
定期的に、交換しないと水垢とかカルシウムとかがついて、比重がずれるそうなので。
まぁ、定期的な比重測定してたらあんまりズレることは問題ないと思うけど、クエン酸に
つけるだけで処理できるので、やって損はないかなと。長持ちしたら、お財布に優しいので!
めざせ5年(笑)
淡水水槽と実験水槽の拡充のはずが…
先日のブログ記事で、お魚水槽、強制濾過な方向性で検討していましたが……。なぜか、
ナチュラルシステムベース、
珊瑚メイン、魚はちょこっと
なシステムを検討しています。
しかも、SPSまで(カルシウム使う子)を視野に入れた。
で、濾過槽の濾材(ナチュラルシステムなのに?)を含めた検討です。
濾材って…
以前、強制濾過と炭素源投与は危険らしいので止めたっていう記事を書いたと思います。
現在の海水水槽(クマノミ、ハタゴ、スターポリプ、マメスナ)は、強制濾過です。
外部フィルター方式で、SV450をつかっています。
バケツは2つついていて、下から上へ水流が流れます。
濾材は、サンゴ礫(ショップから頂いた種濾材)を下に。
標準でついている黒いフィルターとウールフィルターを上につけた状態で運用中です。
濾材は、サンゴ礫(ショップから頂いた種濾材)を下に。
標準でついている黒いフィルターとウールフィルターを上につけた状態で運用中です。
で、これに強制的に水を通し濾過しているので強制濾過……
これは実践してるので分かるのです。いや、分かった気になっているのです。
ナチュラルシステムな水槽って?
たぶん、ナチュラルシステム水槽と強制濾過システムって単純な比較じゃないんだろうなぁ~って思うようになりました。- ナチュラルシステム水槽 → バクテリアなどの生物層多様システムによる水質維持
- 強制濾過 → 有用バクテリアのみの、偏性生物層による水質維持
なんだろうなと。
じゃ、バイオペレットリアクターとか炭素源いれるってのは…
- BPシステム → 硝化メインとは違った有用バクテリアのみによる、偏性生物層による水質維持システム
って感じなんだろうなと。
で、極端にみると「多様」か「偏性」で、偏性させるなら、強制濾過とBPシステムだけど、お互い偏性してるシステムで偏性具合が変わるとシステムががらりと変わると。
強制濾過だと、酸化・硝化を頑張るその辺にいる対塩性のバクテリアが繁殖する。
BPシステムだと、NO3やPO4を、さらには NH4などを直接分解、固定化するようなバクテリアが繁殖すると。
つまり、「日本人だけな社会」や「ゲルマン民族だけな社会」のようなのが偏性システムだと。ここに2つを交えると、うまく共存するならいいけど、言葉も文化も違うと紛争が起きて、ひょんなことで、パワーバランスが、がらりとかわると。もしかすると、ユダヤ人やアラブ人による対立てきな物が発生するかもと。
つまり、魚や珊瑚などの生物にしたら、紛争でどちらのバクテリアが偏性したかで、水質ががらりと変わることになると。
そんな、危険なのは避けましょうってことだと理解した。
で、強制濾過なら強制濾過でうまく偏性させておくのがいいと。
多様な生物層によるナチュラルシステムって?
例えば、ベルリン式な水槽は、ナチュラルシステムといわれている。
- ライブロックと、非常に薄い底砂(あるいは無し)
- ライブロックに多方から当たる水流
- サンプ槽に濾材を入れない
なんていわれていて、ライブロックと多様な生物層による、硝化と脱窒による水質維持。
さらに、スキマーによるタンパク質除去や強い光による、多様な微生物の繁殖も水質維持に関与すると…
ふと疑問に思ったこと…
別に、ナチュラルかどうかではない。多様な生物層による水質維持ができるかどうかなら、ベルリン的な作りで、さらに、
サンプ槽にもライブロックを沢山いれておく
なんてのもあると思う。
あるいは、サンプ槽でDSBをしたり、特殊な泥で藻や水草を繁殖させるのも。
これに対して、みんな
それは、ナチュラルシステムだよ
っていうと思う。違うのかな?
言葉を変えるなら、
それは、多様な生物層による水質維持だよ
ってことだと思う。でも、ライブロック内では硝化と脱窒は行われてるのでしょう。
では、サンプ槽に、サンゴ礫をいれたらどうなるの?
水質維持という意味でも、緩衝効果としても、サンゴ礫は良いと思う。
でも、みんな、それはベルリンじゃないって言い出すと思う。
これは、多様な生物層による水質維持はできないのかな?やっぱり偏性しちゃう?
ここに、リング濾材や流動濾材を入れると偏性するんだろうな…
今、濾過槽で考えたのは、
- ウールボックス層で物理濾過
- 適当な量の大き目のサンゴ礫で生物濾過
- 適当な筒に細かめの珊瑚砂を15cmほど突っ込んで、水深が合うならサンプ槽に。2本とか
- スキマーによるタンパク質除去
こんな感じで、天然海水(自分で取水)多めな感じでどうだろうかということ。
これは、ナチュラルな多様な生物層による水質維持になるのだろうかと。
そうそう、googleさん、いや楽天さん?…
こんなこと調べてるからっていって、この広告は露骨すぎっていうか、ちょっとグロイです(笑)
みなさん、どこのショップのどの商品かお分かりですか?
分かった方には、ウミケムシをプレゼントいたします(笑)
はしさん
返信削除言葉の定義は難しいと思います
ナチュラルシステムはそもそも硝酸イオンを増やさないシステムとして注目されました
硝酸イオンが多い水質はサンゴに適さないからです
ナチュラルシステムが一般的になる以前はシステムには強制ろ過(アニモニア除去)が必須とされ
これでサンゴを飼育しようとすればとても大量の水換えが必要だったからです
しかしアニモニア除去を硝化菌だけに依存するのではなく
他の数多くの微生物も利用し硝酸イオンを増やさないシステムが考えられました
それがナチュラルシステムです
ちなみにこれは微生物濃度の高い海水だからできる方法で淡水、汽水では不可能です
ですからナチュラルシステムでは数多くの微生物の維持が必要となります
別に強制ろ過を併用したナチュラルシステムだっていいんです
魚には適した環境になります
ただしこの場合は硝酸イオンが増えやすくなりサンゴに適した水質の維持は難しくなります
でも強制ろ過とBPは組み合わせない方がいいです
シュウさん、コメントありがとうございます。
削除確かに言葉の定義は難しいですね。あ、「硝酸イオンを増やさない」は重要な項目ですね。経緯とご指摘ありがとうございます。再勉強になりました。
調べていると、シュウさんのブログに行き付き、何度も読み返しています。
微生物などの生物層が多いというのは、母なる海という部分と関連してるのかもしれませんね。海が生物種で一杯になったので陸に出ていったと考えると。
なんだか、色々考えてくるとわけわかんなくなりました。単に考えすぎなのだと思いますが。
サンゴメイン、お魚ちょっとな水槽を目指すなら、お手軽にコレ!ってのがあると楽になるのですが(^^;
サンゴメインで魚が少しなら
削除おすすめなのは日本式ベルリンだと思いますよ
抜群の安定性です
添加剤、栄養剤も不要です
ただ週に10%以上の水換えは必要で
これに依存したシステムと言えます
もちろん「小技」を使って水換え量を減らすのも可能なんですが
安定性では水換えにまさる物はない
と考えています
シュウさん、コメントありがとうございます。
削除ゼロから立ち上げる水槽なので、姑息を控えめで王道でしっかり目的・目標を持った観賞ベースの水槽にしたく思ってたので、ショップでよく見る珊瑚ベースにお魚が数匹いる程度の水槽を考えていました。
で、サンゴなら、ナチュラルシステムがいいのかな。まだ実体験もないし、王道で攻めてみたく考えていました。
シュウさんの一言で、背中おされて、日本式ベルリンの方向で考えてみます。
単純にベルリン式って濾材なしってところ怖かったのですが、逆に考えれば、ベルリン式で立ち上げて、その環境で飼育できる生き物で楽しむがよさそうです。
週10%の水換え…… 今まで水換え自信は苦でなかったのですが、水量を計算してちょっとゲンナリしました。海外の方が、日本式ベルリンができない一つのハードルですね。毎週、海に水汲みに行こうかしら(笑)
余り変態的な小技でなければ、若干のメンテナンスの必須性を下げれれば導入したいです。また、色々教えてください。
言葉の定義じゃないですが、「日本式ベルリン」これで計画立てます。