日曜大工
日曜日だったので、大工仕事です。はい、できるだけ、ポリシーがあります。
Yes!DIY、No!加工
です。DIY紳士の合言葉……じゃなくて、加工精度が出せない軟弱者の言葉です。
材料確保
で、朝早くからホームセンターに行きました。購入するのは SPFの2x4 です。
SPFってのは、トウヒ、松、モミの木と呼ばれる海外の木材の総称です。柔らかくて加工しやすく安い反面、水分を吸収したりする欠点もあります。よく、ウッドデッキなどに使われたりします。
2x4(ツーバイフォー)ってのは、木材の規格です。89mm と 38mm の断面積の木材です。
長さはまた別になります。
ホームセンターにこんな感じで山積みになっています。長さは、6フィート(1820mmくらい)のとかあります。
今回はこれを使います。
で、今回は、あんまりしっかり作らないので適当に材料を選びます。
材料選び
木材は天然素材ですので、工業製品のような均一品質ではありません。①反りがないか?歪みがないか?
1本1本手に取って調べますっていっても、簡単です。
ホームセンターの床に置いて、グラつかないか、4面試してみます。
グラつくってことは、反ってるってことです。多少の反りは仕方がないですが、
ガタガタってなったら、やめておいたほうがいいです。四角い品物を組み上げた時に
四角くなりません。
②節が多くないか?
木材に節があるとその部分は固かったり、節によっては、抜けてしまう死節なんてのもあります。
ので、節が少ない、あるいは問題がある場所に節がないことが好ましいです。
③割れてないか?樹液が出てきていないか
まぁ割れてたりとか、樹液が出てたりすると面倒なので避けたほうがいいです。
今回はそれほどしっかり吟味してませんが、①~③は確認しています。
椅子とか水槽台とか1本から各部のパーツを抜き取る場合、吟味時間がながくなりますが、今回は5本選ぶ中でもNGを出したのは5本くらい。つまり10本ほど抜き出してきて、そのうち5本を採用しました。
はい、選んだ木材です。本当に吟味せずに選んでます。
プレカット依頼
で、6フィート材で 1.8m もあるので、このまま運ぶのにも苦労します。ので、ホームセンターでプレカットの依頼をします。車で簡単に運ぶため、あるいは自分で加工しないためこの2点からもプレカット依頼は有用です。
ちなみに、プレカットしたら、こんな感じになります。
ホームセンターにもよりますが、1カット、30~50円程度です。
プレカットのコツ、注意点
まず、ホームセンターがどんな機械でプレカットしてるか理解することで、多くのことが理解できます。ホームセンター等は、パネルソーっていう機械でカットしています。どんな機械かというと、こんな感じの機械です。もちろん操作は店員さん(作業員の方)がしてくれます。
縦にオレンジ色の長い棒と、横に緑色の短い棒があります。これをイメージで書くとこんな感じです。
オレンジ色の棒が、イメージ図の灰色の棒です。
横の緑色の短い棒が、下のイメージの茶色の部分です。
イメージの灰色の棒の所に、刃がついていて、回転します。これが上から下に降りてくることによって、木材をカットします。
カットする長さは、イメージの茶色の部分と刃の間、つまりオレンジ色の矢印でカットする長さを調節しています。
イメージでいうと、以下のような感じです。
ここで、オレンジ色の長さの調節は、作業員の方が調節します。ので、人間が調節するので若干の狂いがでてきます。例えば 62cmでお願いします。というと、作業員の方が62cmにするのです。たぶん62cmですが、私たちが思う 62cmとは違うかもしれません。
また、一度62cmにして、次に35cmにして、もう一度62cmにしても、最初の62cmと次の62cmが同じとは限りません。繰り返し精度ってやつなんですが、これも注意が必要です。
あと、これを理解していないと、作業者の方と私たちの間で齟齬がでてきます。
上記で切った場合、
こんな風になります。
しかし、赤矢印2つの合計と、青矢印の長さは一致しません。なぜなら、刃の厚み1~3ミリ程度の厚さ分短くなっているからです。
ここで、店員さんとのやり取りの例を見てみましょう。
お客「左端から、60cmのところと、90cmのところと 120cmの所で切ってください」
お店の人「何センチの木材が、何本必要なんですか?」
お客「だから、左端から、60cmのところと、90cmのところと 120cmの所で切ってください」
はい、お客さんは 60cmの1本と 30cmの2本欲しかったので、上記のように言いましたが、刃の厚みを考えていません。お店の人はそれを知っているので、「何センチのが何本?」と聞き返していますが、お客さんは「切る位置」を指定します。
お店の人も、いやになってくると、60cmと90cmと120cmの所に刃を落とそうとします。つまり、長さが変わってきます。
ですので、「何センチの何本」って伝えるほうが、お互い幸せです。
指示書
今回は、2か所のカットだったので、指示書は作りませんでしたが、いつもだったら
こんな感じの絵をかいています。これはエクセルシートなどで書いていますが、別に手書きでも構いません。
ポイントは
- 欲しい長さを書く
- 2x4なら2x4の木材イメージで書く。実際の縮尺と同じだといいけど、大体でいいです。
- 必ずあまり(端材)部分を作り、そこの寸法は「約」にしておく(短くなるし、ここは使わないという意思表示をしておくことで、店員さんも安心!)
オマケとして、同じレイアウトで切るなら、その本数を書いておく。
端数部分は、最低カット数の5倍mmくらいはあった方がいいでしょう。端材も買っているので、端材も貰う方がお得です。何かと使えます。
あと、自分用に書く材料に(A)や(B)、あるいは(イ)(ロ)(ハ)など記号を付けておくと組み立ての時どこに必要かもわかります。店員さんが優しいと、切った木材に、その記号をかいておいてくれるかもしれません。
質を良くする、安くするためのコツ
まず、木材をカットしてもらうとき、店員さんから、どのように切るか?と問い合わせがあるので、まずは、指示書を渡すことが一番得策です。
また、店員さんにその場でメジャーを借りて、指示書と木材の合わせをしてみてください。
カットする所に、節などがあったら、向きを変えたりとかしてください。これだけで、良いものが作れます。
(今回も、節の位置は確認してますし、木材のこっちのはしからお願いしますと言えば、作業してくれるでしょう)
逆に店員さんに任せると、端っこに節があってネジがつけれないとかもあるかもしれません。そういう意味でも、指示書に絵があると自分で確認できます。
さらに、指示書を作るときに、同じレイアウトで何本か作りましょう。
2x4程度だったら、まとめてカットしれくれます。
このお得な点は
- カット代が安い
大抵、1カットいくらです。これだと1カットでやってくれる場合が多いです。 - 全て同じ寸法になる。
長さがきちんとそろいます。5本とも同じ長さになります。もちろん、反りが酷いとこの限りではありませんが、
とお得です。
今回は5本とも同じレイアウトだったので、定員さんに、この長さと、この長さでとお願いしたら、2カットでした。
これは2カットです。
精度を上げるために、長さの調節を1度で済むようにしましょう。
機械の長さ調整を何度するか考えてみましょう。
この長さ調整は人間がするので、誤差につながります。
例1だと、 700に合わせてカット、400に合わせてカット、380に合わせてカット
600に合わせてカット、380に合わせてカット、380なので、そのままカット。
となります。
同じ長さなら、カットしたあと、調整せずに、再度カットできます。
調整しないので2本とも同じになります。
例1だと、1本と2本は若干違うかもしれません。
380は同じ長さで3本できます。
ということで、材料を集めてくる記事でかなりの量になってきましたので、この辺で。
何を作ろうとしてるか?
キャビネットを置くベースです。
こんな感じって言ってたと思うのですが、
この傾きを調整するベースとなるスノコ部分です。
はしさんこんばんわ(^-^)/
返信削除これで水平出して水槽台の土台にするんですか?
ホームセンターのカットって人によって仕上がり違いますよね(^_^;)
どんどん進んでますね〜
りゅうちゃんさん、こんばんわ。
削除はい、アクアブログに日曜大工!、まさにりゅうちゃんさんのご認識通りです。
ただ、水槽に耐えれるか…気分は複雑です。
一応木製パレットは、作業荷重1トン、静荷重4トンとかあるので、同じように作れば水槽おいても大丈夫かなとかおもっています。
ホームセンターの人によって仕上がりが違う。そうですね。
プレカットの後、自分で仕上げしないとダメでしょうか。
自分でまっすぐ綺麗に切れないので、ホームセンターの人に文句言えた筋ではないのですが。
逆に、ホームセンターの人の腕の差を減らすようなお願いの仕方を心がけます。
バリが出るのは仕方ないですね。あ、ガムテープか養生テープをホームセンターで購入して、切断位置付近に巻くってのもありかも!